【ゆるべん】山は海の恋人
鉄に関する本を読みました。
その復習として、
ゆるっと勉強【ゆるべん】をします。
山は海の恋人
海の中の植物が育つには、山の木が必要なんです。
植物はリンやチッ素を栄養としていますが
水中では、リンはリン酸塩、チッ素は硝酸塩という少し違う形をして存在しています。
だからリン酸塩、硝酸塩の状態で植物の中に入っても栄養にはならない。
だれかが、リン酸塩をリンに、硝酸塩をチッ素に戻さないといけないんです。
その役目を果たす人が、鉄です。
鉄が植物の中に入ると、リン酸塩をリンに、硝酸塩をチッ素に戻してくれます。
しかし、問題が1つ。
鉄は酸素とくっつきやすくすぐに酸化してしまいます。鉄は酸化すると大きすぎて植物の中に入れないのです。
植物の中に入れないと、リンやチッ素に戻せず植物は栄養を取れません。
そこで活躍するのが山の木です。
枯れ葉が積もりできた腐葉土にはフルボ酸が含まれています。
このフルボ酸は鉄と強くくっつきやすくフルボ酸鉄となります。
フルボ酸鉄は植物の中に入れる大きさで、さらにどういうわけか植物の中に入ると鉄はフルボ酸と別れて、リンやチッ素に戻す働きができるそうです。
新しい知識を得るって楽しいですね。
ではまた。