話し上手とは「相手に合わせて話し方を選べる人」
話し上手な人は「上手な話し方ができる人」という勘違いをしていた。
その人が話すから上手なのではなく、
相手に合わせて話し方を変えられるから、
相手に話し上手だと思われる。
話し相手には種類がある。
- 上司
- 部下
- お客様
それぞれに合わせた話の構成を知っておこう。
上司
- 事実
- 意見
- 意見の根拠
上司にはこの構成で話すと良い。
上司は部下の報告を元に次の指示を出す。
だからまずは事実がほしい。
(「売上が下がっています。」)
次に部下の意見。
指示の前に意見を聞くことで、上司は指示を出すための材料として、事実に加えて意見を求めている。
(「でもこの広告を打つことで、売上は回復すると思います。」)
最後に意見の根拠を付け加えることで、意見の信憑性が増す。
さらに、その根拠にも3つの信憑性を増す言い方がある。
- 数字を示す
- 類似を示す
- 経験を示す
- 新しい商品を、広告する予定です。このSNSで広告を打つことであの商品は5%売上が上がっています。
- 別の会社の商品が、このSNSで広告することで売上が伸びています。
- 以前この広告をすることで売上が伸びたことがあります。
部下
- 具体的指示
- 理由(指示の目的)
指示だけだと、不測の事態が起きたとき部下は対応できない。
どうしてその指示を出すのか目的を話しておくと部下も考えて柔軟に対応してくれる。
お客様
自分の目的から言うでもなく、理由から言うでもなく、相手が質問したくなるよう焦らして話すことが大切です。
わざと隙を作り、相手に質問させるポイントを決めておく。
質問してきたところを想定通り切り返す。
全て準備しておいたことでも、相手からすると隙のない、アドリブ力の高い話し方だと思われる。つまり説得力のある話し方になるわけだ。
さらに中学生でも理解できるような、簡単な言葉のみで話せるとよりよい。
まとめ
1つの最強の話し方は存在しない。
相手がなにを求めているか考えて、相手のために話す心がけが必要だ。
ではまた。